閻魔大王の寺院、円応寺

こんにちは、矢口敏和です。今回は閻魔大王の寺院、「円応寺」をご紹介します。

死後に出会う神々を祀る寺として有名な円応寺は、神奈川県鎌倉市に所在する臨済宗建長寺派の寺院です。本尊は閻魔大王や笑い閻魔、子育て閻魔とも呼ばれ、ご利益のある寺院として毎年多くの参拝者が訪れています。

円応寺の歴史

円応寺は、1250年に建長寺開山蘭渓道隆の弟子にあたる知覚禅師によって約2年かけて創建されました。しかし、知覚禅師は1309年に没とされていたことから、当初は禅寺が創建したことに疑問視されています。

円応寺は東の鎌倉大仏に建てられたようですが、そこから滑川の川岸に移転し、さらに地震や津波によって本堂が破損したため、現在地である山ノ内に移転するなど、移築を繰り返した歴史があります。鎌倉時代の十王信仰を知ることができ、小さいながらも数々の伝説を残している寺院として有名です。

円応寺の見どころについて

・閻魔大王坐像

本尊に安置されている閻魔大王坐像は、鎌倉時代の仏師「運慶の作」と呼ばれる国指定重要文化財です。やや大ぶりで誇張された頭部は鎌倉時代に作られましたが、その他は江戸時代のものと言われています。円応寺で子どもの名前を名付けてもらうと丈夫な子に育つと言われていることから、「子育て閻魔」とも呼ばれています。

・キンモクセイ

正門入口にある石段を上がると、本堂の脇に大きなキンモクセイの木が2本植えられています。10月頃に訪れると、キンモクセイの甘い香りを楽しむことができます。

・閻魔縁日

毎年1月16日と8月16に行われる閻魔縁日は、地獄の釜の蓋が開き全ての亡者が開放される日です。死者を弔うために本堂の閻魔大王様の前でお坊さんたちによる祈祷が行われ、子どもの成長を祈るために大勢の人が訪れる縁日として数々の法要が行われています。

・寺宝

本尊の他、鬼卒立像や十王の各木像、県指定重要文化財の木造奪衣婆坐像などが安置されています。

円王寺までのアクセス方法

【所在地】
神奈川県鎌倉市山ノ内1543

【交通アクセス】
・JR横須賀線「北鎌倉駅」から徒歩で約15分
・「鎌倉駅」からの運行バス「建長寺」で下車し、徒歩で約3分
・「北鎌倉駅」からの運行バス「建長寺」で下車し、徒歩で約3分

【参拝時間】
・3月~11月…9:00~16:00
・12月~2月…9:00~15:00

まとめ

円応寺は、十三信仰の元となる十王が祀られている寺院です。国の重要文化財や「笑い閻魔」「子育て閻魔」と近在の人々に親しまれているため、これまでの行いや思想を懺悔しに訪れる人も多いようです。鎌倉市に史跡めぐりをしに訪れた際には、ぜひ円応寺に立ち寄ってみてください。

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