鎌倉最古の寺院・杉本寺の歴史や特徴

こんにちは、矢口敏和です。今回は鎌倉最古の寺「杉本寺」をご紹介します。

杉本寺は、神奈川県鎌倉市二階堂にある天台宗の寺院として有名です。本尊は十一面観音で、坂東三十三個所、鎌倉三十三個所の第1番礼所としても多くの方に知られています。そんな鎌倉最古の寺院、杉本寺についての特徴やおすすめシーズンをご紹介しましょう。

杉本寺の歴史と特徴

杉本寺は、鎌倉幕府が開かれる約500年前の平安時代初期に造営された天台宗の寺院です。今でも多くの参拝者が訪れますが、その歴史はどのようになっているのでしょうか。杉本寺は光明皇后の御願によって行基で建立されました。

1189年の境内での火災発生時には、本尊の3体のうち十一面観音像が自ら庭内の大杉の下に逃げたという話も、古くから伝えられています。この頃から、杉本寺は目立った荒廃や廃寺の危機に陥ることが少なくなり、現在に至るまで人々の信仰を集めているのが特徴です。

杉本寺は大蔵山の中腹に山に抱かれるように建っており、秋には樹木も紅葉で美しい景観を見ることができます。

杉本寺のおすすめシーズン

杉本寺では、毎年四季折々の花を楽しむことができます。春は桜やツツジ、夏にはアジサイや百日紅、秋には紅葉、冬にも梅、水仙など多くの花々を見ることができるでしょう。また、以下のような年中行事も盛んです。このような行事の際に訪れるのも良いでしょう。

■灌仏会(かんぶつえ)花祭り

4月に開催される灌仏会花祭りは、花御堂を花で飾ることで、お釈迦様の誕生を祝うものです。お釈迦様が生まれた当時、九頭の竜が天から香ばしい水を吐いて産湯を使わせたという言い伝えが残っています。

そんな言い伝えから現在でも甘茶をお釈迦様の誕生仏にそそぎ、誕生をお祝いしています。また、灌仏会花祭りでは、お釈迦様の誕生を祝った後に甘茶を味わうこともできます。

■四万六千日大祭

毎年8月に開催される四万六千日大祭は、この日にお祈りされると四万六千日のご攻徳があると言われています。

■新年大護摩供(しんねんだいごまく)

年頭にあたり、開運招福・家内安全・身体健全などの願い事を記した護摩木を焚くことで、人々の願いが叶えられるよう祈念していただくものです。毎年この日になると、多くの参拝客が足を運ぶ姿を見ることができます。

杉本寺には、二王門を抜けたところに階段がありますが、苔にびっしりと覆われています。また、人が上り下りする部分がすり減ってくぼんでいることからも、長い時間をかけて大勢の参拝者が訪れた証です。

現在は残念ながら立ち入ることはできませんが、鎌倉最古の寺であることの象徴とも言えるでしょう。鎌倉最古の寺院・杉本寺は、ほかにも魅力が多い歴史のある寺院です。鎌倉ならではの風情や最古の寺院の趣を堪能するべく、ぜひ1度訪れてみてはいかがでしょうか。

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