訪れるが人少ない隠れた名所寿福寺

今回は、寿福寺です。規模の大きな有名な寺とは異なりますが、この寺の魅力をご紹介します。

鎌倉五山第三位の寿福寺は、JR鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所にあります。寿福寺は、北条政子が1200年に創建しました。寿福寺が建てられた場所は、源義経の屋敷があった場所であるなど源一族に由来する地でもあります。美しい畳の境内には、北条政子のお墓もあり、見どころ満載です。

因みに、お茶の文化を広めたのは、寿福寺の住職であった栄西が中国から持参したお茶の種を各地で栽培したことが始まりだとされています。開山した栄西は、寿福寺に来る前は比叡山延暦寺で修行をしていました。しかし、禅の教えが京都で反対されたため、北条政子に迎えられたと言われています。

寿福寺は、参道の参拝と北条政子、源実朝のお墓参りは可能のですが、それ以外のエリアは普段は境内を非公開としています。お正月に1週間くらいと、ゴールデンウイーク中に特別公開で入ることが可能となっています。その年によって公開日程が異なっていますので、しっかりチェックしておく必要があります。

境内に建てられている仏殿は2度の火災により、1664年に再建されています。仏殿の中には、国宝の釈迦三尊像が安置されています。この脱活乾漆造の仏像は、高さが3メートルほどある大きな仏像で、鎌倉時代に作られました。当時の仏像の作り方としては非常に珍しい作り方だと言われており、撮影は不可とされています。

仏像の両脇には、堂々とした仁王像も祀られています。総門「寿福金剛禅寺」をくぐるとまっすぐに伸びた柱式の石畳みが中門へと続きます。石畳みの両側には杉の木が植えられ、荘厳な雰囲気を感じることができます。

墓地は、中門の左手にある竹林を進んでいくと洞穴のようなお墓が見えてきます。北条政子のお墓の他にも、高浜虚子などのお墓もあります。中門からお墓真では約5分くらいかかります。燈籠の側には鎌倉市指定記念物のビャクシンの古木が植えられています。このビャクシンは、火災で仏殿が消失した際にも焼けずに残っていたと伝えられています。

寿福寺は、興味のない方が普段行くと何もない場所に感じられるかもしれません。
しかし、特別公開は年に数日しかありませんので、事前に日程を確かめて行くと非常に興味深い体験をすることができるでしょう。

撮影不可の仏像は、ネットで検索しても中々出てきませんので一見の価値があります。また、訪れる人が少ないため、苔が美しく紅葉の季節は静かに美しい紅葉を楽しむことができます。周辺には、鶴岡八幡宮などの有名観光スポットもありますので上手に周ってみましょう。

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