矢口敏和一押し、みどころ満載の円覚寺

今回は、円覚寺のご紹介です。北鎌倉駅のすぐそばにあり、広々として重厚な感じのお寺です。紅葉の季節以外でも、緑がとても綺麗です。私、矢口敏和も一押しのお寺です。

神奈川県鎌倉市は、およそ800年前に源頼朝が、日本で最初の武家政権となる鎌倉幕府を開いた場所です。市の中心部から北へ約2キロ、JR北鎌倉駅のすぐそばにあるのが、円覚寺です。鎌倉五山第二位の臨済宗円覚寺は、1282年北条時宗によって建てられた禅寺です。

総門をくぐると、石段の上に堂々とした山門がそびえています。悟りに至るため通過しなければならない3つの関門「空・無想、無作」を表していると言われています。山門を抜けると石段の先に、仏殿「大光明宝殿」が見えてきます。仏殿の中には、宝冠釈迦如来像が安置されています。

円覚寺の伽藍は、幾度かの火災や地震により失われ、その度毎に仏殿は再建を繰り返してきました。しかし、安置されている釈迦如来像は、災害の中でも人々の手により守られてきました。仏像の頭部は、建立当時のままの姿を今に残しています。

元の襲来により亡くなった敵味方数万に及ぶ魂の救済を願って、北条時宗が国家鎮護のために円覚寺が創建されました。明治時代には、禅の教えに惹かれた文人たちが円覚寺を訪れるようになりました。夏目漱石は、居士林での座禅体験を小説「門」の中に書いています。

境内を奥に向かって進むと、北条時宗の廟所「佛日庵」があります。鎌倉時代、18歳という若さで国家の行方を決める地位に就いた北条時宗は、蒙古からの圧迫に苦しんでいました。この時、時宗を支えていたのが、中国から招かれた法曹蘭渓道隆が教える禅の教えだったのです。

正続院は、国宝舎利殿、開山塔、禅堂の3つのお堂で構成されています。舎利殿は、こけら葺き、入母屋造りの高い屋根を持つ繊細で装飾的な構造で、日本の禅宗様を代表する傑作です。お堂の中央には厨子が置かれ、仏牙舎利が安置されています。舎利殿の奥には、様々な苦難を乗り越え中国から渡ってきた仏光国師・無学祖元を祀る開山堂があります。

円覚寺は、通年を通して人気のあるスポットですが、特に秋は紅葉スポットとしても多くの観光客で賑わいます。境内には、「安寧」というカフェもあり広い円覚寺内を散策する際の休憩所として人気があります。円覚寺はかなり広いので、最低でも1時間はみた方がよいでしょう。座禅体験もできますので、興味のある方はトライしてみるのもいいですね。

拝観時間は、3月から1月は朝8時~午後4時半までとなり、12月~2月までは午後4時までとなっています。

北鎌倉には他にも、かけこみ寺と呼ばれていた尼寺東慶寺、あじさいが美しい明月寺、建長寺など見ておきたいお寺がたくさんあります。

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